納豆の特徴
大根おろしの次は納豆です。納豆は大豆を納豆菌によって発酵させた特有の臭いを持つ日本独特の食品です。もちろん日本全国の食品売り場でいつでも手に入れることができますし、現在多くの日本人に食べられている代表的な栄養食品で、特に茨城県を中心とした関東地方では郷土料理としても親しまれています。
最近では、その製法や菌の改良などで独特の匂いを少なくさせたり、含まれている代表的な成分である「ナットウキナーゼ」の健康増進効果がテレビなどの番組でも多く伝えられるようになって、今まで納豆の消費量が特に少なかった近畿、中国、四国地方でも、次第に一般的な食品として普及するようになってきています。
納豆の栄養については、今や誰もが認めるところですが、納豆は、大豆由来のタンパク質も豊富で、血液凝固因子を作るのに不可欠なビタミンKなども含まれています。
実際に現在でも重要なタンパク質源となっている食品で、総務省統計局の全国物価統計調査の調査品目にも採用されている程です。
食物繊維も豊富で、100グラム中に4.9～7.6グラム含ま、食物繊維はオリゴ糖等と共にプレバイオティクスと呼ばれる腸内環境に有用な成分で、中でも納豆菌はプロバイオティクスと呼ばれ、腸内環境に有用と考えられています。
又、ビタミンK2は骨たんぱく質の働きや骨形成を促進することから、納豆は特定保健用食品として許可されており、O157を抗菌することもわかっています。